泉州猫祭の感想等を少し

泉州猫祭の感想等を少し

2022年11月3日

6月の大阪府泉大津市での開催から約5か月、今回はだんじり祭りでも有名な、大阪府岸和田市の海の近くに建つ、岸和田市立波切ホールで開催された泉州猫祭に、ぼくたちペットシッターフレンドリーも、再び協賛・出展させていただいてきました。

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泉州猫祭は保護猫たちのために企画された、ねことねこが好きな人のためのイベントです。ぼくたちのような出展者のブースと、保護猫活動をされている団体さんのバザーとがあり、ぼくも知っている仲間のかたと久しぶりに顔を見て話したり、保護猫活動のかたと面識を持たせていただいたり、とても有意義な機会になりました。

ペットシッターフレンドリーは自分たちの宣伝をさせていただきつつ、お友だちにお願いして作ってもらった手作り猫グッズなどを販売させていただきました。

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今回はうちの大切なお客様も来場されていて、お顔も見せていただいて本当に楽しくも嬉しい時間を過ごさせていただくことができました。

主催のかたによると次回は来年10月か11月に検討されているとのことで、できればペットシッターフレンドリーもまた協賛・出展させていただきたいなと楽しみにしています。

今回の来場者数などはまだ発表されていませんが、おそらく前回と同じくらいかなと感じました。6~700名くらいの来場者様でしょうか。大変盛況で終始にぎやかなイベントになって大成功だったと思います。

ですが、ぼくとしては1000人の壁を超えたいなと、1出展者ながらも色々と考えていましたので、おそらくその目標は次回への宿題となりそうです。

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前回・今回を通じての感想になりますが、来場されているかたは、ねこちゃんと一緒に暮らされているかたがほとんどなのにも関わらず、ペットシッターという存在を知らないという人の多さです。

「何の仕事?」「そんな人がおるん?」そんな声をたくさん聞きました。中でも強く印象に残ったのが、「こんな人がいるなら安心して病気ができる!」と喜んでチラシを持って帰ってくれた女性のことです。

お気の毒なことに、その女性は旦那さんのDVから、ねこちゃんを3匹連れて逃げられ、今はお一人でねこちゃんたちのお世話をされているということでした。

その女性が本当に病気等されないことを心から祈っていますが、実際にお一人でねこちゃんとお暮しになられているかたは他にもたくさんおられます。もしもの際にねこちゃんの面倒を頼める人が誰もいないとしたら、それはねこちゃんと暮らすかたにとっては大変な心配事です。ねこちゃんにとっては死活問題と言っても言い過ぎではありません。

旅行は自分の意思で行く行かないを決めることができますが、お仕事での泊りがけの出張や研修、また病気やケガによる不意の入院など、自分ではどうすることもできないこともあり得ます。

そんなときにもしペットシッターという存在を知っていれば、もしものときはその中の誰かに頼めば良い、そう思えることは、実際にその機会があるかないかは別として、とても安心できることになるのではないでしょうか。

お守りと言って良いのかわかりませんが、ぼくは前述のねこちゃん3匹と暮らされている女性が、きっと本当に安心されたのではないかと思っています。

ペットシッターフレンドリーではなく他のペットシッターさんでもかまいませんので、その女性がもしものときは、ねこちゃんを安心して任すことのできる存在がいるんだと、少しでも肩の荷をおろしていただけたら、それだけでぼくたちペットシッターの存在意義があるんではないか、そう思います。

できればいつの日か、その女性が楽しく旅行に行くからねこちゃん3匹をよろしく、そうご連絡いただければ幸いです。

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またペットシッターというものを知っていても、「そんな人頼んで大丈夫?」「家に入れるなんて心配じゃない?」そんな風にペットシッターに対してネガティブな印象を持つかたが多いのも残念ながら事実です。

大切なねこちゃんとお家の鍵を預けることになりますから、それはもちろん当たり前の心配や不安だと、ぼくも正直に思います。

ですがぼくたちペットシッターは、ねこのプロフェッショナルです。ねこのお世話のプロです。ねこちゃんが少しでも安心、リラックスしてお留守番することをサポートすることが使命です。大切なお客様とそのねこちゃんの信頼を裏切るようなことは決してありません。

また、少し例えが悪いかもしれませんが、ただケンカが強いだけの近所の兄ちゃんに用心棒を頼むのか、訓練と実践を積んだプロのボディガードに頼むのか、そんな違いがあると自信を持って言えます。

実家のご家族、ご友人に頼まれることは、確かにあまり面識のない人間に頼むよりも気安いかもしれません。ですがその人はねこちゃんのお世話をきちんとできますか?玄関を不用意に開ければねこちゃんが飛び出すかもしれないと認識されていますか?何度もトイレに出入りしていれば下部尿路に異常・異変があるかもしれないと気づいてあげることができますか?

ねこちゃんを置いてお出かけになられるとき、もしお客様が少しでもご安心してお出かけになられたいとお思いなら、プロにお任せになることをお勧めします。

今はまだペットシッターをご存じないかた、知っていてもあまり良く思われないかたが多いのかもしれません。ですが、ねこちゃんにとってペットシッターはとても大切な存在だと自負しています。

ペットシッターをもっともっと認知してもらって、頼むことが当たり前、もっと言えばステータス、そんな存在として皆さんに感じていただけるようになって、もっとたくさんのねこちゃんに、より安心した、よりリラックスしたお留守番をしてもらって、飼い主さんであるお客様に少しでも安心してお出かけしていただいて、ねことねこと暮らすかたの生活が、より豊かで、より便利で安心したものになることに貢献していけるよう、もちろんまだまだ微力ですが、日本のペットシッターを代表するくらいの気持ちで、今後もがんばっていこうと、改めて感じた泉州猫祭でした。

主催者のかたがた、スタッフの皆さま、他の出展者の皆さま、そしてたくさんの来場者の皆さま、本当にありがとうございました。

次回の泉州猫祭で少しでもたくさんの来場者のかたがたとお会いできるのを心から楽しみにしています。

ペットシッターフレンドリー 

代表 門林賢一郎